偽装結婚いたします!~旦那様はイジワル御曹司~
「海外で二人だけで式をあげるのはどうだ?」
俺がそう言うと、美衣子はハニかみながらも嬉しそうににっこりと笑った。
美衣子もバカだが、俺もバカだ。
いったいいつからこうなった?
美衣子が笑うだけで、こんなに嬉しくなるなんて。
何でもしてやりたくなるなんて。
「美衣子、早く帰ろう」
「…え? なんで…」
「早く帰って、お前をギューっと抱きしめたい」
正直に本音を言うと、美衣子は周りを気にしながら頬を赤らめた。
今は誤魔化さずに本心を言える。
それも俺にとっては嬉しいことなんだ。
まぁ……帰ったら抱きしめるだけじゃ済まないけど。
さすがにそれは言葉にせずに、俺は目の前の料理を口に放り込んだ。
家族を欲しがってた美衣子だけど…。
すぐに家族は増えていくんじゃないか?
楽しい家庭にしていこうな。
俺とお前と……―― 未来の子供たちと。
――― 終わり ―――


