大空へ向かって
何でそんな事したんだろ…。
今さら恥ずかしかった…。
部屋に入って、目に入ったのは、ストロベリーフィールド。
あっ!!!
良いこと考えた!!!
クリスマスプレゼントは 栄助が誕生日とか、プロポーズの時にくれた
ストロベリーフィールドを逆にあげよーっと!
麗美は 考えるより行動派だから、花屋さんに下見に行った。
「おばちゃあん!ストロベリーフィールドある??」
「あれは、春に咲くんだよ。」
栄助は 冬にくれたもん。
結局、家の近所では 売って無かった。
麗美は 直球で栄助の家に行った。
「麗美!?どうした!?」
「前、麗美にくれたストロベリーフィールド何処で買ったの??」
「和歌山だけど…何で??」
「別に何も無いし…。」
栄助は 麗美の考えてる事が分かったみたいだった。
麗美にチュッとキスして、部屋からマフラーを取ってきて、麗美の首にぐるぐる巻き付けた。
「寒かったろ??送ってやるから」
「ありがとぉ!このマフラー麗美が編んだヤツだよね??」
「そうそう!下手くそだから、もうほつれてる。」
「うるさいなぁ!もう1年だね。」
「そうだなぁ。」
そう言いながら、帰った。
栄助のケータイを見たら待受は、ハートの雲で 心が温まった。
栄助…。
好き。