[第三弾]届かない距離を、


寝る準備をする間、自分の部屋でも

また、明日になれば…
君が近くにいる

待っていられたら…私はリョウタに逢える

ぼーっとそんな事を考えた


「リサー!」

飛び移れるぐらいに、私達の家は近い
…とは言っても 危ない。


『リョウタ…っ』

思わず抱きついた。消えてしまう宝物を手放さないように守る子供みたいに。


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