さいごの想い
チャイムの音と同時に私は後ろの愛美を起こした






「起きてよっ、愛美」





愛美の肩を揺さぶっていると





「まだ起きないの?」






と嘉穂も来た







「…っ何~?もう終わったの?」







嘉穂が来た途端に起きた愛美の前髪はものすごく寝癖がついていた





それで数分間爆笑した





「そんなに、笑わないでよ」





と言いながら前髪を上げている愛美






「ヒーッうける」





腹を抱えながら笑う嘉穂





「…あのね、報告っ」





私は2人にピースを向ける






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