あたしのオキテ-切なくて、でも忘れられない
嘘つきな彼
あたしが疲れて眠りにつく頃、メールの着信があった。



俺のことだけ、見てろ




え、



思わず、声がでてしまった。



湊くんの優しさが嬉しくて、泣いてしまった。




あたし、何でこんな恋愛にしがみついてたのかな?大事にしてくれるってどういうことなのか、湊くんなら、教えてくれるの?




自分が自分で思っていたよりもづっと弱っていたことに気づいた。



もしも翔くんがあたしのことを、あたしが思う十分の一でも想っていてくれたら、こんなつらい思いさせないよね、きっと。それが答えなのかな?




一度流れ出した涙は止まらない。あたしは、必死で眠りにつく努力をした。



湊くんのやさしさに救われた。
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