シンデレラに憧れて
弘樹のマンションは新築で広かった。
シンプルで本が沢山ある。
映画で見るフィギュアも沢山あって
話に聞いていた
なんとかセイバーも飾ってた
ジッとみてたら
弘樹はスイッチを入れてくれて
物干しみたいな棒が変な音を上げて光った。
コンビニの害虫やっつける蛍光灯みたい。
「座って。今温かいコーヒー持ってくる」
優しく言う弘樹の腕を強くつかむと
弘樹は私の肩を抱き
一緒にソファに座ってくれた。
温かい。
温かくて泣けてきた。
「どこか痛いの?大丈夫?」
心配そうに聞かれて
「心が痛い」って答えると
「ずっとそばに居るからね」って言ってくれて
また泣けた。
何を泣いてるんだろうね私。
悪いのは全部私。
私のワガママで泣いているのに
弘樹は優しすぎる。