甘いりんごに恋をした
依吹目線
「依吹くん。」


「学級委員長さんどうした?」


「僕、林檎を泊まりに誘う」



「なに?いきなり…」


「それだけ。じゃあ。」


「待てよ、」


「いつまでも君が林檎のとこに
いられると困る
いい加減、離れてくれないか?」


「なんだよ、それ」


「君がいるから
彼女は君を忘れられないんだ」


「別に委員長には関係なくね?」


「関係ないのはわかってる。でも僕は彼女が好きだ。
けど、君は別に彼女が好きじゃないんだろう?」



「え?ちょ…」



「君の優しさは優しくないんだ」


「でも、俺は林檎と話すよ
君になんと言われても」


「それはなぜだ?」



「なぜかはわからない」



「やはり君は彼女のことが好きなのか?」





「え…」





本当はわかってた気がしてた


俺は…

























そんな気はしてた
< 19 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop