俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
私は目を見開いて男の子を見た。




なっ、何言ってるのこの人!?




「そんなのするわけないじゃん!早く教えてよ!」




「え~いいじゃんいいじゃん♪もしかして柊の彼女なの?」




「え!ないない!そんなんじゃないから…だから、お願い!教えてよ」




私は手の平を合わせ、必死にお願いし見上げた。




それが男の子たちを煽るような行為とも知らずに。




「…花ちゃん、ほんと可愛いわ」

「やべー…」

「本気で可愛いな」




男の子たちがぼそっと呟いた言葉は私の耳には入らず、ただ必死にお願いをしていた。




「花ちゃん、やっぱ俺たちと一緒にあそぼ?」
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