俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
恐怖に加え自分のドジさに恥ずかしくなり、顔を赤く染めた。




柊くんと目を合わせることが出来なかった。




「…半殺しだな」

「えっ、ちょ…やめ…!…………いたっ!」




何をされるのか恐怖でぎゅっと目を瞑ると、おでこにでこぴんをされたのだった。




え?これだけ…?




きょとんとした表情で顔をあげると、帰り支度をしている姿が目に入った。




「さっさと先生に見せてこいよ」




「あ…うんっ」




なんだか急に恥ずかしくなり、私は逃げるように教室を出て行った。
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