俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
「ただいまっ~」




「おかえり花っ遅かったね。ご飯は?」




家に帰るとエプロン姿のお母さんが玄関へとやってきた。




「ん~あんまりお腹空いてないからいいやっお風呂だけ入って先寝るね」




そう告げると、階段を駆け上り自分の部屋へと戻った。




部屋までやってくると急に眠気が襲ってきた。




「ふぁ~…ねむっ」




一度大きな欠伸をしてしまうと、睡魔に勝つことは出来なかった。




自然と体はベットへと向かい、制服のまま布団の上に倒れ込んだ。




ちょっとだけ…寝かせて…




少しだけ寝るつもりであったが、次に目が覚めたのは翌朝のことだった。
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