俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
そしてお昼休みも終わり、午後の授業を全て終えると、私は先に空き教室へと一人でやってきていた。




柊くんにはちゃんと言ったし、まぁ後から来るよね。




空き教室で待っていると、先生がやってきた。




「あ、水沢。柊は?」

「たぶんもうすぐで来ると思いますよ」




そう言っているうちに、柊くんがやってきた。




「柊遅いぞ!ほら、早く座れ」

「はいはい」




柊くんは私と席を一個分空けて座った。




相変わらずだなぁと思っていると、先生が棚に置いてあった紙を持ってきた。




「とりあえず今日はもうすぐある遠足のことなんだが」




やっぱりね、予想的中。
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