水玉模様
「わッ!ごめん!!」

あやねだってうっとりしてたくせに、いつまでも藍さんに見とれたままの生輝くんの背中を、バシッと一発叩いていた。

「あはは!てか姉ちゃん何か用だったの?」

「え?あ!そうそう忘れてた。礼衣子来てるよ?」


『…レイコ⁈』

あたし達はまたもハモりながら、充也と藍さんを交互に見ていた。

初めて聞く名前だった。

「…はぁ~。」

充也は、何だかバツが悪そうにしていた…。

「そ、礼衣子。とりあえずあたしの部屋にいるから。何ならうちらも課題みてあげよっか?」

サラサラの長い髪を掻き上げながら、藍さんはにこやかに言った。

「や…それは、カンベンしてくれ…。てか……はぁ……。」

興味津々な眼差しを向けるあたし達。

充也は、肩をガックリと落としていた…。

「ねー充也くん、礼衣子って誰ぇ?」

あやねが身を乗り出しながら聞いていた。

「あぁ、礼衣子?」

「わぁッ!待てって…!」

充也が止めるのも聞かずに、藍さんは続けた。


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