水玉模様
「あやねたこ焼き食べたーい!瀬口はー?」

「あたしもたこ焼きー!」

「あーっ!マネしたー!」

「いーじゃん。」

話しながら、人ごみを掻き分けてコンビニまで歩く。

手を振る、生輝くんと工藤瞬が見えた。

「も~迎え来てよー。ナンパとかされたらどーすんのぉ?」

「あ、ナイナイ。」

「生輝ッ!」

「ごめんごめん!」

あやねと生輝くんのやりとりを笑いながら見ていたら、工藤瞬と目が合った。

「和奈姉、浴衣はぁ~?」

あたしを見ながら、不満そうに言ったのだった。

「あたし別に着るなんて言ってないし。」

「…。」

工藤瞬は、黙ってしまった…。

ちょっと意地悪だったかな…?

「ごめん、ね…?」

あたしは肩を落としてる工藤瞬を見て、何だか申し訳なくなって謝った。

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