君はこんなにも綺麗だ 後編 〜背中〜

記憶の向こう

バンッ

勢い良く屋上の扉を開くと、いつもの私の特等席に彼が座っていた


「先生...」

先生は静かに振り返る

「あれ?真島さん?」

一回目の出会いの時のように、春馬くんはそこにいた

「なんで、ここに?」

春馬くんは懐かしそうに笑った

「思い出の場所なんだ」

「えっ?」

春馬くんは静かに話し始めた


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