そんな僕でも愛してほしい。〜拾われた彼らとの運命〜

「い、いえいえ!そんな!
隣でまだ寝ている方が、寝返りを打った際に、叩かれたと思われます。」

私が黒髪の彼に伝えると、その鋭いギロッと光る目線は、寝ている茶髪の彼へと向けられた。

『おい、お前。起きろ。』

黒髪の彼が、茶髪の人をすごい力で蹴った。

ドンッ

そのひと蹴りに驚いたのか、ビクッと起きた茶髪の人。

一瞬周りをキョロキョロ見回した彼は、あくびをした。

『ふぁぁ…』

茶髪の人はまだ眠そうに目をこすりながら、起き上がってあぐらをかいた。

そして金髪の彼が私の方をみながら、

『あんた誰?』

と、まるで悪いヤツを見るかのような目でこちらを見てきた。

それに便乗するかのように、黒髪の彼も疑惑の目をこちらに向けながら、

『僕たちのこと誘拐したの?』

と睨んだ。

一方の茶髪の彼は、金髪と黒髪の彼らに向けて、

『てかあんたらも誰?』

と聞いていた。

まとまらなすぎて、呆れながらも手をパンと叩いてから、一言彼らに告げた。


< 23 / 43 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop