そんな僕でも愛してほしい。〜拾われた彼らとの運命〜
「い、いえいえ!そんな!
隣でまだ寝ている方が、寝返りを打った際に、叩かれたと思われます。」
私が黒髪の彼に伝えると、その鋭いギロッと光る目線は、寝ている茶髪の彼へと向けられた。
『おい、お前。起きろ。』
黒髪の彼が、茶髪の人をすごい力で蹴った。
ドンッ
そのひと蹴りに驚いたのか、ビクッと起きた茶髪の人。
一瞬周りをキョロキョロ見回した彼は、あくびをした。
『ふぁぁ…』
茶髪の人はまだ眠そうに目をこすりながら、起き上がってあぐらをかいた。
そして金髪の彼が私の方をみながら、
『あんた誰?』
と、まるで悪いヤツを見るかのような目でこちらを見てきた。
それに便乗するかのように、黒髪の彼も疑惑の目をこちらに向けながら、
『僕たちのこと誘拐したの?』
と睨んだ。
一方の茶髪の彼は、金髪と黒髪の彼らに向けて、
『てかあんたらも誰?』
と聞いていた。
まとまらなすぎて、呆れながらも手をパンと叩いてから、一言彼らに告げた。