そんな僕でも愛してほしい。〜拾われた彼らとの運命〜

口から出る心の器の小ささを表してる言葉に自分でも驚きつつも、それよりも三人、いや二人の反応の方が驚いた。


『ごめん、光。これからは気をつけるよ。』


そう謝ってくれたのは、たった一人。そうです、そんなことを言うのはこの三人の中でお兄さんキャラで、しっかりしている慧だけです。


「大丈夫。分かってくれてありがとう。」


他の二人にも言葉を期待したが、この二人に至っては、謝るどころか反論してきた。というかもっと悪く言うと文句を言ってきた。

『だからさー、俺、別にこの家に置いてくれって頼んでねえし。』

『あんたがどっかから勝手に、連れてきたんでしょ。』

星矢と透の次々と発せられる言葉に、私の心は爆発した。

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