うちのお姫様はお祓い様。
翌朝はお母さんが起きてくる少し前に、とりあえず制服だけを着て家を出た。


そして、菖蒲の背中に乗って、直接旧校舎に入る。
妖怪たちは遊び疲れたのか眠っていた。



「菖蒲、ごめん。
やっぱりよく眠れてなくて…」


「分かっとるで。ずっと気ぃ張っとったもんな
ゆっくり寝とき。起こしたるさかい。」



菖蒲はそう言って私をわざわざソファーまで運び、その暖かな体毛で包んでくれたのですぐに深い眠りに落ちた。



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