激甘王子に溺愛されました




気付けば近くの公園のベンチに座ってる私。
どうやってここまで来たんだろう。

2人の姿が頭から離れない。
苦しい……



「城坂……?」


「佐野くん、……?」


見上げると私の前に立ってる佐野くん



「泣いてるの?」

「泣いてないよ」

「泣いてんじゃん」


え?
私泣いてるの?

知らない間に勝手に涙が溢れてる。
何で私は泣いてるの……?



「横、いい?」


頷くと私の横に座る佐野くん。



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