激甘王子に溺愛されました



────高月side



ほのに大事な話があるって呼び出された。
俺も今日ちゃんとケリをつけたかったからよかったんだけど。



家に呼ぶのは嫌だったから行きつけのお店で待ち合わせをした。



「星那っ!」

「飲み物とかいつもの先に頼んどいた。」

「あー、そんな長時間いるつもりないよ!」



ん……?
いつもならベタベタしてくるほのが横じゃなくて正面に座ってそんなことを言う。



「星那、ごめんね」

「は……?」


いきなり頭を下げて謝ってきた。

今日のほの、何かおかしい。



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