私は貴方に、叶わない恋をした。【続編】
「…何してんだ、お前ら」
「!」
そう声を掛けてきたのは、沢先生。
「あ…」
沢先生は、準備室の中にいると思ってたから驚く。
言葉が出ないまま、沢先生を見ていると目が合った。
ドキ。
「永井、もう体調いいのか?」
「あ…はい」
目を合わせていられなくなり、俯く。
って…俯いちゃダメじゃん。
これじゃあ、休む前と変わらない。
「課題持ってるなら、今もらうけど?」
沢先生の大きな手が目の前に出された。
「え…あ…課題…はい。えっと…」
こんな動揺していたら、隣にいるヤスが変に思う。
鞄を開き、課題を探しているとー…
「沢先生、少しいいですか?話したいことあるんですけど」
今まで黙っていたヤスが喋った。
課題を探していた手が止まる。
「…あぁ」
沢先生の小さな返事が聞こえ、顔を上げた。
「入れ」
沢先生が準備室の鍵を開けると、中へと招き入れる。
「永井、行くよ」
ぽんっとヤスの手が背中を押す。
「あ…うん」
先に入って行ったヤスの後を追い、準備室へと入った。