純愛小説家
4.笑顔の裏側
「えっ、マジで!?」


その日から。


「基本、自由に…って条件は、変わんないだろ?」
「おぉ。もちろん。条件は今まで通り」


お互いの部屋が近いこと。


「けど、連載、だぞ?」
「わかってるって」


仕事もほぼ定時に終わる…ということもあって。


「マジで!?いやぁ~。お前のおかげで、俺また出世しちゃうわ」
「そんな大袈裟な…」


三嶋はほぼ毎日。
俺の部屋に来ていた。


「なになに~?新作の打ち合わせ?」


もちろん、その合間に。


「おっ。三嶋」


カフェの手伝いも。

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