農民生まれの魔女

そこへ何やら先生や教授お偉い方まで
ずらずらと、食堂に入って来た

「うわ、凄いねあんな高そうなスーツ着た
人までここの食堂に来るんだ
ここの食堂人気なんだね」

「いや絶対違うでしょ!」

周りの生徒達も何事かと食べる手をとめている

大人達は最初、キョロキョロしていたが
視線がある一点に止まった
そのまま一直線にそこに向かって来た

そして最後に止まったのはイヴの背後
しかし肝心のイヴはそれに気付かず淡々と
美味しそうに食べている

「んっ!こっちも美味しい
ここの食堂ってなんでも美味しいし
初めて見るものばっかり」

レムはイヴの鈍感さに呆れて出す言葉も無かった





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