農民生まれの魔女

そして今に至り

イヴは校内にあるベンチに座り
日光浴を満喫しながら、購買で買った棒付きアイスの袋を開けた

蝉が鳴いている……

「蝉……」

そのままじっと蝉の観察

アイスを食べながら蝉

「……食べたい」

昔はよく食べたもんだ
しかし、とびきり苦かった

「やっぱり食べるならカブトムシの幼虫だね」


昔の事を考えていると
急な頭痛に襲われた

一面の赤

血が飛び散っている


「ゔっ」
イヴは最後悲鳴のような声を出し崩れ落ちた





< 65 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop