好きだと思うんですがっ!?

「星野くんは、あたしの事が好きでしょ?」


あれは全部、あたしの勘違いだったの……?


「なんとか言いなさいよ」


じゃあなんで、あたしを映画に誘ったの?

なんであたしが古柳くんといると邪魔してきたの?

ねぇ、なんでなの?教えてよ。


「なんとか、言えよぉ〜」



どっちが子供なんだか。あたしはお菓子を欲しがる園児と変わらない。


自分の主張ばかりして、きっと星野くんはイライラしてるに決まってる。


逃げ出したいのに、逃げ出せない。

足が地面にのめり込んでいるみたいに動かない。

星野くんと向き合うのも怖い。

でも涙も言葉ももう止まらない。自分じゃ止められない。



「ちゃんと言ってよぉ……」



あたしは両手で顔を覆った。

そのまま地面にうずくまって、スクールバッグが肩からずり落ちてきたから、そのままそれで顔を隠した。



「……誤魔化すのは浮田の方だろ」



その言葉は怒るでもなく、迷惑がる訳でもなく、ただ悲しそうに聞こえた。


それでもあたしは顔を上げる事が出来なくて、ただ泣き続けてたら、今度はすぐそばから声が聞こえた。


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