アラビアンナイト
「なにかあった?」
私の左隣に座ってる奏太が、心配そうな声音で私の顔を覗き込んできた。
「へっ!?なにかって何?」
「大丈夫よ、伊藤君。
3班のメンバーと女子トークで盛り上がっただけだから」
質問の意図がわからずにいた私の代わりに、私の右隣に座った忍ちゃんが答えてくれた。
「そうそう。杉田さんこと舞子。
それに松本さんことまっつんと、すっごく意気投合して盛り上がっちゃって〜」
さっきまでのことを思い出して
「えヘヘ」
と笑いながら言う。