アラビアンナイト
「そのうち気づいたんだ。俺、ありすのことが好きなんだ、って」
あまりにもサラリとされた告白。
えっ!?と思う間もなく、奏太の話は続いた。
「それで思った。俺だけがありすを見てるんじゃ嫌だ。
ありすにも俺を見て欲しい。
できることなら、俺のことだけを考えてくれたらいいのにって」
じわじわと熱を帯びる奏太の声と熱い視線に心が焼けそうになった。
「それなのに突然ジェイクが現れてありすの視線も心も独占し始めた」
奏太の表情が少しだけ苦しそうに歪められたけど、すぐに元の熱を帯びたものに戻った。
「だからめちゃくちゃ焦ったし、どうすればいいかすごく悩んだ。
それでたどり着いた答えがコレ。
俺、ありすのことがすごく好きだ。
だから日本にいる間だけのジェイクなんか見ないで、ずっとそばにいれる俺のことを見て?」