恋は盲目



元婚約者が屋敷に来た

和美を見るために

そして

嫌みを言うために


「瑠偉、みすぼらしい女とまだ住んでるみたいね、あれだけ警告したにも関わらず」


「君に何がわかる?和美ほどいい女はいない」

渡利に合図を送り
和美を呼んだ


「ねぇ、これどう?」


「大丈夫 瑠偉様もお気に召します」


瑠偉のそばに行くと
「瑠偉、ありがとうこれでいい?」
そばに寄って来てくれと言って生地を触り、顔まで触って
「ん、いい 似合っている」と



「じゃあ和美、俺の部屋に行ってシャワーでも浴びていておくれ、後から行くから」


「ん、待っているね、早く来てね」と言って瑠偉の部屋に行った



「こんなんでいいの?」


「いいさ、あの婚約者すら瑠偉様の部屋には入った事ないからな」



< 22 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop