溺愛されてもわからない!

この学校
なぜか
悪いのが集まってるらしい。

地元でも昔から有名な悪いのが集まる。
汚名返上しようと
一生懸命に学校は頑張ってるみたいだけれど
いいニュースはあまり広がらず
悪いニュースばかり広がる事実。

「いい先生がいっぱいいて、進路指導とかとってもいいんだよ。進学率も悪くないの。希望する生徒には放課後個人指導もしてくれるの。私も習ってる」

愛美ちゃんが真剣な目をして教えてくれた。

「私は英語を生かせる仕事に着きたいから、英語を習ってる。レベルの高い子達もいるけど、すごく成績の差が激しくて……だから……まとまりがすごく悪い」

ちなみに愛美ちゃんは英検2級だそうだ
「おおおおおっ!」
そろばん5級で軽く自慢していた自分が恥ずかしい。
そんな凄くてまだ放課後勉強するなんて
どんなにハイスペック女子。

「クラスは私みたいな普通な子達が8人ぐらい。あとは……あんな感じ」

そうなんだ。

「普通の子達の方が団結力少ないかな。目的が勉強だから群れないし特に仲良くする雰囲気じゃないかも。だから私も友達は求めてなかった。地味だし特技もないし」

「特技はお弁当作り!」

「すみれちゃんって変わってる」

「すみれちゃんって呼んでくれた」

名前で呼んでくれた。

それだけで嬉しくて笑うと

愛美ちゃんも笑ってくれた。

なんか

都会でも

頑張れそうです私。
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