宇宙の彼方─soranokanata─



「あっそ。じゃ、黙っててくれる?」


「姉辛辣!」



「うるさい妹」


「泣いちゃうぞ。坊が泣いたらばあばが来るぞ!」



「勝手に泣いてれば?」


「薄情ものー!」



「なんとでも言えば?寝れないからほんと黙って」



苛立った様子の姉を見て、玲音はニヤニヤと笑う。








「わーーーーわーーーーーわ...




「裁縫セットあった。あ、玲音、口縫うけど糸の色どっちがいい?」




...。」




姉:19歳。妹を黙らせるぐらいには、怖い。



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