Turquoise Blue 〜空色のベース〜


ステージが暗くなり

− 会場の、ざわめく音が
大きくなる


蘭さん達は、
向こうの出入口に出て行った




すぐにSE

PAから流される
幕間の音楽だ



ステージは薄暗い青の光


逆に観客席の方に
暗い中
ミラーボールみたいな光とか
細いライトがまわってる





ステージの縁に

楽器やエフェクターや
手元が見える位のライト


目の前の足元に
『返し』と呼ばれる
演奏者に音が聞こえる為の
アンプが三つ

よくヴォーカルさんとかが
足をかけているあれだ




−黒いキャップとTシャツ
パンツの人達が
ひとりひとりについて
楽器に繋がったシールドを
それぞれのアンプに繋げてくれる



「真木さん
コンセント危ないから、少し
ガムテで貼るよ?」


「あ!はい!すみません」


マキちゃんには
男のスタッフさんがついてる

Mergelって書いてある
みた事も無い
大きさのアンプだ




「マイク、
これくらいの高さでいい?」


− 優しい声


「はい!ありがとうです!」

私が使う
マイクスタンドを調節してくれている
女の人の声

白い指が、スッと引いた



黒い人達は
全員OKサインを出すと
ステージ袖に去って行く




− 目が慣れてくると



観客席の方が
見えて来る様になった








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