僕らの初恋青春譜
あれから早いものでテスト勉強4日目。テストまでいよいよ明日となった
黒澤君はここ4日間だけで数学の基礎はほぼ完璧と言ってもいいくらいにまでなった
「ふぅー、終わった。和恋、ここの所さ答え合わせしてくれる?」
黒澤君はそう言うと天井に向けて両手をググッと伸ばした
「オッケイ。何か外、暗くなってきたね。雨降るかな……。あっ!傘持ってきてないや」
今日の天気予報って降水確率80%だったけな…?ちゃんと持ってこればなぁ……どうしよう
そんなことを思いながら赤ペンで黒澤君の解けた問題に丸つけをしているとボソッと黒澤君が呟いた
「俺、傘あるから一緒に行けばいいんじゃね?」
何かドキッとした。私の目をしっかり見てそらさない。だから、何か私もそらせない……
「うん。そうするね!ありがとう」
黒澤君が傘を持っていることに感動しているのに帰りは距離が近いなってそんなことを考えてちょっとドキドキしていたら……
「女子なのに傘持ってないのかよ。まぁ、そういう所が和恋らしいけど」
そう言ってニッと笑っていたから何か言い返してやろう!と思っていたはずなのに……思わず目を逸らしてしまうなんて、私にとって黒澤君の不意打ちは弱いらしい