僕らの初恋青春譜
[海斗side]
家に帰ると既にクタクタだったことに気づいた。あの後、和恋を家に送ってから明日も一緒に帰る約束してしまったことへの嬉しさで優越感に浸っていた。
「いい1日だったなぁ……」
布団の上にダイブ!してからそんなことを呟いていたら、テスト勉強1日目の図書館での小野寺との会話を思い出した。「あとでメールしろよな!」って言っていたけど、正直メールする内容は特にないのでとりあえずあれから3日経った今更ながら、電話で聞いてみよっかなぁ。
"プルプル、プルプル"
電話をかけて応答を待っていたら電話のノイズが切れお馴染みの声が聞こえてきた。
「はい。……って海斗か。何で電話?」
あっ、あいつ忘れてんな?まぁ、3日もメールするの忘れて放棄していたしな。しょうがねぇなぁ。
「図書館で会ったときメールしろよな!って俺に言ってきたけど正直メールする内容無いんだわ。何か聞きたいことでもあるんだろ?」
"何か聞きたいことでもあるんだろ?"ってちょっと上から目線過ぎたかな?と思ったがメールみたいにひたすらに文字を打つよりは電話は伝えたいことすぐ言えるし、そういう所が気軽でいいと思っている。
「あー!!思い出した!今から俺の言う事、正直に答えろよな?!海斗」
今の小野寺の声がうるさかったので思わず携帯を耳から少し離して電話することにした。
「ああ。分かったよ。何だよ」
そう尋ねると小野寺は黙った。
まじで何だろ。何か緊張してきた……