君に初恋………ー母の遺した宝物ー
「俺、やっぱりあんた嫌いだわ」

俺の本心。


「あ~後、俺…天宮、いや…

優瞳が好きだ」


本当は告白するつもりで声をかけた。


けど、言わして貰えなそうだったからクラスメートの前だけど言わせて貰った。



優瞳の目が見開く…………

困惑している表情の君…


その表情だけで十分わかった。


十分過ぎるぐらい、わかった。


困らせてるのもわかった。

だから…………


「冗談だよ。ごめんね」

と言った。


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