君に初恋………ー母の遺した宝物ー
「俺、優瞳が初恋なんだ。きっと小さい時も好きだったんだよ。


俺託されたと思って、大切にするから」

俺は、ずっとずっと優瞳が好き。


俺達は丘の上でしばらく、寄り添っていた。


風が吹いた。

私達の間を、吹き抜ける優しい風。 

お母さんが、私達を祝福してくれてる…


そんな気がした。



空でお母さんが笑って居たような気がした。


空に微笑み返した。

そして………ー


「愛してます、お母さん」と言った。


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