君に初恋………ー母の遺した宝物ー
ー 昼休み ー


「屋上で待ってる」そう言い残して去る廉くん。


なんだか、前より近づけた距離。


「パズルのピースのことなんだけど、廉くん協力してくれるってさぁ。屋上で待ち合わせしてるから行こう」

お弁当を食べ終えたゆゆと、流愛に言うとなんだかニヤニヤして私を見る嫌な視線を感じる。


何…?、と、取り繕ったように聞けば、別にぃ、と返ってくる。

「ぢゃあ、行こう」


3人で話しながら廊下を歩く。


なんだか妙な視線をあげて、見ると比較的見られてる。


特に………男子から。

なんで…?


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