眼鏡とハンバーグと指環と制服と
「いま、いい?」

『ああ。
もう家に帰ってきてるし、かまわないが。
……なにかあったのか?』

亜紀ちゃんの声が心配そうになる。
このあいだのこともあるから、尚更だろう。

「あのね。
……告白された」

『……誰から?』

「安藤くん」

『夕葵、いま家か?そっち行こうか?』

「ううん。
大丈夫だよ。
ちゃんと断ったし、安藤くんも納得してくれたし」

……亜紀ちゃんは結構、心配性だ。

ううん。
亜紀ちゃんだけじゃない。

勇にぃも歳にぃも。

私のことになると、何故かすっごい過保護だ。

『そうか。
なら、どうした?』
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