眼鏡とハンバーグと指環と制服と
泣いても泣いても、涙は止まらない。
夏生はずっと、私を抱きしめて背中とんとんしてくれてる。
「夏、おまえ、どうしてここに?」
「亜紀ちゃんが連絡くれたから、タクシー飛ばして帰ってきた」
「亜紀、おまえ」
「……だって、非常事態だったろ」
「ああもう。
夕葵の涙、止まらない。
……おばさん、夕葵の薬、もらえますか?」
「え、ええ」
「夕葵。
これ飲んで。
落ち着くから」
「うん……」
手渡された薬を飲むと、夏生はまた私を抱きしめてくれた。
「いろいろいっぱいいっぱいで、ぐちゃぐちゃだと思うけど。
すぐに落ち着くから。
いまはゆっくり眠ってて。
夕葵が眠ってるあいだに、全部片付けてくるから、大丈夫」
「……なつ、き?」
夏生はずっと、私を抱きしめて背中とんとんしてくれてる。
「夏、おまえ、どうしてここに?」
「亜紀ちゃんが連絡くれたから、タクシー飛ばして帰ってきた」
「亜紀、おまえ」
「……だって、非常事態だったろ」
「ああもう。
夕葵の涙、止まらない。
……おばさん、夕葵の薬、もらえますか?」
「え、ええ」
「夕葵。
これ飲んで。
落ち着くから」
「うん……」
手渡された薬を飲むと、夏生はまた私を抱きしめてくれた。
「いろいろいっぱいいっぱいで、ぐちゃぐちゃだと思うけど。
すぐに落ち着くから。
いまはゆっくり眠ってて。
夕葵が眠ってるあいだに、全部片付けてくるから、大丈夫」
「……なつ、き?」