眼鏡とハンバーグと指環と制服と
「ゆずちゃん、ごめんね。
僕、ちゃんとお話、断れなくて。
お見合いはするけど、ちゃんと相手の人、断ってくるから。
大丈夫だよ。
第一、ゆずちゃんと結婚してるんだから、他の人と結婚できないもん。
だから、大丈夫だから。
……ごめんね、ゆずちゃん。
ごはん、ここ、置いとくね」
なつにぃの用意したごはんなんか、食べるもんかって思った。
けど、空腹に耐えかねて、気配を伺ってそっとドアを開ける。
そこに置いてあったのは……オムライス。
「こんなんで私の機嫌が直ると思うなよ」
……オムライスは、私の大好物。
どんなに機嫌が悪くったって、おばあちゃんがこれ出してくれれば、一発で機
嫌が直ってた。
「……玉子の殻、入ってる」
玉子はあちこち破けて、ごはんははみ出てるオムライス。
しかも口の中はじゃりじゃりするし、ケチャップの味しかしない。
それでも私は、それを食べた。
「なつにぃ……」
気が付いたら、涙がぽろぽろ零れてた。
悲しいんだか、嬉しいんだか、わからない、涙。
僕、ちゃんとお話、断れなくて。
お見合いはするけど、ちゃんと相手の人、断ってくるから。
大丈夫だよ。
第一、ゆずちゃんと結婚してるんだから、他の人と結婚できないもん。
だから、大丈夫だから。
……ごめんね、ゆずちゃん。
ごはん、ここ、置いとくね」
なつにぃの用意したごはんなんか、食べるもんかって思った。
けど、空腹に耐えかねて、気配を伺ってそっとドアを開ける。
そこに置いてあったのは……オムライス。
「こんなんで私の機嫌が直ると思うなよ」
……オムライスは、私の大好物。
どんなに機嫌が悪くったって、おばあちゃんがこれ出してくれれば、一発で機
嫌が直ってた。
「……玉子の殻、入ってる」
玉子はあちこち破けて、ごはんははみ出てるオムライス。
しかも口の中はじゃりじゃりするし、ケチャップの味しかしない。
それでも私は、それを食べた。
「なつにぃ……」
気が付いたら、涙がぽろぽろ零れてた。
悲しいんだか、嬉しいんだか、わからない、涙。