白と黒〜2つのリストバンド〜
タン タン タン ダンッ!!シュッ


「うん、さっきよりよくなった。」


「はぁ、はぁ、お前の体力…どーなってんだよ。」


空は息を切らしながら中腰の姿勢で息の上がってない私を見た。


「さぁ?はい」


私は水を空に渡した。


「サンキュ」


このシーズンに入ると←今10月中旬
男女共に練習試合が増えてくるのだけれど、私が助っ人として入った時点で残りの練習試合は一つとなっていた。


そして、大会予選は男子が一日先だ。まだ1ヶ月ほどあるけれどのんびりもしてられない。


私たちは主に私が空に教える形で練習をしている。


「そういえばお前…」


練習試合の日程を思い出していると、空が口を開いた。


「ん?」


「中学の時バスケやってた?」


「……………………………」


これまた唐突な質問を…


「………………………やってたよ
3年最後の大会まで。」


「…?途中でやめたのか」


「まぁね」


「何で…」


「関係ないでしょ」


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