私の彼。
先輩は俯く私を見て優しく笑った。

「かわいい。とりあえず、駅まで送るよ。」

本物の王子様みたいな先輩…いや、私の彼氏。

「ありがとうございます。」

私はペコリと頭を下げ、先輩の傘に入った。
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