暁天の星


着替えたリュウと妃那がリビングに戻ってきた。


ソファーに座る2人を見て、リュウも悟ったらしい。




「話ついたの?」



あたしは首を振る。




「話聞いてない。菫が落ち着くまでやめようって思って。」

「そっか。」



あとはハルの学校に連絡して晃にも連絡しなきゃ。




冷蔵庫から出した牛乳を飲んだリュウが携帯で電話をかけようとしている。


晃だな。



晃だって当然のように幼稚園や学校を休むことにいい顔しないだろう。



無理やりにでも行かせることが正しいのかも分からなくて休んでいいなんて思ってしまったけど。




いつも自分の判断が合ってるか間違ってるか、不安になる。




晃みたく堂々としていられたら…。



無い物ねだりだけど。




「菫は?」

「寝てる。」

「そう…。泣き疲れかな。」

「じゃね?里香、悪ぃけど俺の学校に電話頼む。」

「うん。」




食事も食べない菫が心配で。


大好きなチーズリゾットなら食べてくれるかな。




お昼のことも考えてトマトの冷製パスタも作っておくことにした。




朝からパスタ茹でちゃうあたし、完全に甘いけど元気出してくれることが1番だよね。




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