暁天の星


結局、あたしが作った夜ご飯は好評だった。


毎日あたしが作ってるから変わり映えしないんだけど。



「いつもと変わんねえ味。」




って言ったハルにムカっときたけど、那月のことを考えて無視した。





「那月、お前全然食ってねえじゃん。」

「リュウも食べてる?」

「俺は今腹五分目くらい。」

「まだまだいけそうだね!」




那月とリュウのほっこりな会話…。



それに比べて晴都クンは嫌いなニンジンを避けてる。





「ちょっとハル。ニンジン。」

「あ、ごめん。リカ好きだもんな、やるよ。」

「ちょっと!ダメでしょ!成長期なんだから!」




あたしのお皿にひょいっと渡されたニンジン。




「ニンジン食わなくても支障ねえよ。」

「ダメです。大きくなりません。」

「ははっ!だったら尚更お前は食えよチビ。」

「なっ!あたしだって好きで小さいんじゃないんですけど!?」

「リカって何センチ?」

「……150。」

「俺168。はい、ニンジン。」





くっそ〜〜〜〜…。




中学生のくせに生意気!!!




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