#恋·恋




シルクのような柔らかな肌触りで明らかに高そうなパジャマ

そして、この部屋の匂いに身に覚えがあった

…昨日の記憶から、この部屋で寝ていたことなどの状況を全て繋げて考え、すぐにわかった。

恥ずかしさに一度布団に顔を(うず)める

……ほんとあり得ない


…とりあえずある人物を探すため、冴えない頭を支えながら部屋を出ることにした。

ベッドから降り、裸足のまま寝室を後にする。

左右を確認するとどちらにも扉がいくつもあった。

『…広、』

……とりあえずリビングから探そう。

そう思い、まず右側を歩きリビングを探し始めた。

リビングは大抵突き当たりにあると考えて歩き進めると、案の定突き当たりに扉があるのを見つけた。


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