まさか…結婚サギ?
小さめながら、元気な双子たちは無事に退院して育児が本格的にはじまる。

予測通りというか、貴哉はきちんとイクメンで…。
家にいるときはお風呂から、ミルクの作り方から、オムツから全てやってのける。

高阪さんが家事を引き受けてくれたので、由梨は気が狂う事もなく過ごすことが出来ていた。

家にはどーんと巨大なおむつケーキがソノダクリニックのスタッフたちから届き、和花たちからはお揃いの服が届いた。

貴哉の関係者たちから聞いていると、どうやら由梨は貴哉の思惑(?)にがっちりはまってしまい、まるで詐偽まがいの結婚をしてしまった訳だけれど…。

こんな詐偽なら、遭ってよかった…。

家のリビングに飾られた、結婚式とそして退院の時にとった家族四人の写真を由梨は見つめた。

そのどちらも由梨はとても幸せそうに微笑んでいる。
それが全ての、答え。

「由梨、オムツ終わったよ」
貴哉が女の子…由貴を連れてくる。
「じゃあ、交代ね」
と由梨は、授乳していた透哉を貴哉に抱かせる。

溺愛してる貴哉を見せたら、みんなどんな顔をするのかなと、由梨はおかしくなってつい微笑んでしまう。

明るい日差しの家で、こうして旦那様と赤ちゃんと…。
由梨の想像したストーリーではなかったけれど、夢に描いた『お嫁さんなって赤ちゃんを産みたい』は叶えられている。
それもいっとう素敵な相手と共に...!

―完―
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