【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜

「なんか昨日からテンション低いね〜」



スケッチブックを片手にレミが話しかけてくる。


今は美術の写生の授業の最中で、自分の好きな場所で、好きな風景を書いていいことになってる。


私とレミはどこに場所を取ろうか、さっきから外をウロウロしていた。



「うーん。ちょっと…かーくんとケンカ中で」



「うそぉ!なんでまた?

この間、命を救ってもらったばっかりの身で」



「そ、そうだけど…。くだらない言い争いをしちゃったんだよ」



「ふーん。まぁ、私もカイに腹立てることはしょっちゅうだけどね。

早く仲直りしなよ」



「うん」



私があからさまに元気がないのでレミには心配されてしまったけれど、詳しいことは話せなかった。


こんな気持ち、誰にも言えない。


どうしたらいいのかわからない。



「あ、でも噂をすれば…」


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