【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜
…あったかい。
ぬくぬくと心地よくて、お布団の中みたい。
私は今、どこにいるんだろう。
頭はまだ少し痛い。
額がちょっとヒンヤリする。
なんだか片手がやけにあったかいな。
不思議に思って目を開けてみた。
「…あれ?」
視界に映ったのは、白い天井。
ここは、保健室…?
そっか。私運ばれたんだ。
すると横から誰かに声をかけられた。
「…よかった。目覚ました」
「えっ…」
その声にドキッとする。
……ウソ。かーくん?
驚いて視線を向けると、そこにはなぜか、かーくんがイスに座った状態で、私を見下ろしながらぎゅっと手を握っていて。
私は状況が飲み込めなくて、少し戸惑ったけれど、それを見て、手があったかかった理由がわかった気がした。
だけど、どうして…。
「大丈夫か?」