【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜

…あったかい。


ぬくぬくと心地よくて、お布団の中みたい。


私は今、どこにいるんだろう。



頭はまだ少し痛い。


額がちょっとヒンヤリする。



なんだか片手がやけにあったかいな。



不思議に思って目を開けてみた。



「…あれ?」



視界に映ったのは、白い天井。


ここは、保健室…?


そっか。私運ばれたんだ。



すると横から誰かに声をかけられた。



「…よかった。目覚ました」



「えっ…」



その声にドキッとする。



……ウソ。かーくん?



驚いて視線を向けると、そこにはなぜか、かーくんがイスに座った状態で、私を見下ろしながらぎゅっと手を握っていて。


私は状況が飲み込めなくて、少し戸惑ったけれど、それを見て、手があったかかった理由がわかった気がした。



だけど、どうして…。



「大丈夫か?」


< 168 / 336 >

この作品をシェア

pagetop