私の存在価値
〈???side〉
俺らは蝶燐(チョウリン)世界No.1の暴走族だ。
全体人数は、幹部以上5人 下っ端260人で、形成されている。

少ない?

でもその分下っ端は、幹部並に強い。
蝶燐は、幹部だけが強いんじゃなくて全体が強いんだ。
あと、蝶燐では挨拶や、敬語禁止などをしている。
そうした方がより下っ端達との距離が近い感じがするからだ。でも、まだ俺らに対して敬語を使う奴もいる。いいって言ってるのにな。

今は、教室についた。
俺らがドアを開けるといつもの様に煩くなった。正直俺はコイツらが嫌いだ。
女子は、俺ら幹部の誰かの彼女になろうと媚を売ってくるし、男子は、蝶燐に入る為に俺らに媚を売ってくる。

所詮俺らは顔か肩書きしか見られていないんだ。
俺らだって人なんだ。感情だってある。人形なんかじゃねぇんだ。
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