嘘つき天使へ、愛をこめて
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偽りの世界は孤独だ。
まず、太陽の下に出ることが怖くなった。
それから、人を信じることが出来なくなった。
最後に、生きている意味が分からなくなった。
その頃のあたしは、感情の起伏がなく良くも悪くも淡々としていたと思う。
そもそも何かを感じるような生活をしていなかったからなのかもしれないけれど、まるで人形を見ているようだったと大翔が言っていた。
食事もまともにとらず、学校にも行かず、自分以外誰もいない家でただひたすら時間が過ぎるのを待つ。
朝なのか、夜なのか、お腹が空いているのか、喉が渇いているのか、自分は何をしているのか、自分は誰なのか。
憔悴した体と疲弊しきった心は、まるで消しゴムのようにあたしという存在をどんどん削っていった。