この関係を壊してでも伝えたいこと


椅子から立ち上がり、俺の周りをぐるぐると歩きはじめた。


「アコのためのプレゼントなのに、サイズの大きいリング。そして、ここにはまる石の色…」


「翠だね…はっ、まさか…」


その薄ら寒い演技をやめろ。


「翠、…緑川さんをイメージして買われたんですよこれは!!!」

くるりと振り返って俺を指さす。



「「な、なんだって!!!?」」


白々しい演技をする三人に呆れる以上に疲れを感じた。



「確かにそれは彗月と一緒に買ったものだ、しかもサイズ確認で彗月の指にはめた」

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