辛 恋

大翔さんを看病した日から
また、大翔さんに会えなくなった。

大翔さんが、
「全て片付くまで・・・」
と、言ったから····

私は、
「私にもなにか
 できることない?」
と、言ったが
大翔さんは、
「ありがとう。」
と、言っただけだった。

知佳も良さんも
心配してくれながら
毎日を過ごした。

それから、五ヶ月が過ぎた時
大翔さんから、連絡があって
私は、大翔さんに呼ばれて
待合せ場所に向かった。

久しぶりにあった大翔さんは
風邪の時より
やつれて、疲れていた
「大丈夫?」
と、思わず・・・
「ああ、問題ない。
心の顔がみれたから
また、元気になる。」
と、言うが
その顔には寂しさがあった。

私達は、食事をして
「今日は、ホテルに泊まろうと
思うが、大丈夫か?」
と、聞く大翔さんに。
「私は、大丈夫だよ。」
と、言った。

二人で、ホテルに入る
前に、大翔さん宿泊していた
ホテルより、もうワンランク上の
ホテルだった。

扉がしまるなり
大翔さんから、壁に押し付けられ
激しくキスをされて
舌がからまり、吸い上げられ
「・・ん‥‥ウン‥」
「こころ、すぐ抱きたい。」
と、言われて
私は、頷いた。
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